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花は半開を看、酒は微酔に飲む。 酒を飲んで酩酊を成さしむる莫れ、花を賞するに慎みて璃披に至る勿れ。 人能く此の般の事を知り得ば、焉んぞ閑愁の両眉に到る有らんや。
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 序章:日本語から見た日本人の発想
  1. 視点論から日本語を見る
  2. 自己の視点を中心としがちな日本語
  3. 視点中心の日本語が、述語中心の日本語を生む
  4. 自己の視点中心の日本語と、自己も対象化する英語
  5. 自己の視点中心の日本語が述語中心の日本語を生み、その他さまざまな文法的特質を生む
  6. 「己」中心の内の視点から「外」をとらえる
  7. 受動的心理が受身表現を発達させる
  8. 下位者の論理と日本語
  9. 対相手意識の有り様による二つの発想タイプ
  10. 他者への視点の転移による自己側中心の発想
  11. むすび

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(;一_一)
12345678910は分かった。
11は何やん?
むすびって・・・彡(-_-;)彡 おにぎりしか思いつかん。
気になるじゃないかぁ~~~(笑)
小実さん / 2011/04/09(Sat) /
Re:(;一_一)
>むすびって・・・彡(-_-;)彡 おにぎりしか思いつかん。
結語とかまとめとか

>気になるじゃないかぁ~~~(笑)

多くの言語活動に見る文章・談話は、相手に伝達すべき叙述内容一辺倒ではなく、多かれ少なかれ表現者の視点・立場が何らかの形で添えられる。書き言葉よりは話し言葉、特に日常会話(伝達における現実の場に立脚した言葉のやりとり)にその携行は強い。読者の目と心を通しての対象把握が叙述の中に鏤められるからである。文章では、文学的文章や手紙文・日記文に多く表れ、視点・立場の反映が文章に贅肉を加え、奥行きと味わいとを与えると同時に、読み手に理解しやすくなる。日本語的視点に外れた異質の表現は、いかにも翻訳調で、日本人の心になじめない。視点は民族の共通精神活動の拠り所であり、文化の基盤であるとも言える。極端に視点を取り去った文章、法律の条令文や訳書から公布文等は、叙述内容のみで、難解な無味乾燥な文となりやすい。視点による共通理解の助けが全くないからである。日本語の日本語らしい表現の文法は、多かれ少なかれ表現者の視点に裏打ちされていることを見逃してはならない。
その下支えをなすものは、先に見た対立・融合・転移の意識パターン、内(己)と外(他者・事物)との対応の発想パターンであることを強調しておく。


おっと、ここに(笑)をつけておかないと・・・
 (2011/04/09)
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